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津軽鉄道は、青森県の津軽半島を南北に結ぶ、現存する日本最北端の民営鉄道で、JR五能線の五所川原駅(五所川原市)を起点に、津軽中里駅(中泊町)までの20.7kmを結んでいます。1930(昭和5)年11月13日に全線が開通、それから90年以上を経た現在もなお営業中の路線です。
小説家・太宰 治の出身地である金木町や、桜の名所として知られる芦野公園が沿線にあることから、観光客輸送にも力を入れており、冬季には客室にストーブを備えた「ストーブ列車」を運行するなど、津軽地方の冬の寒さを逆手に取った集客を行っています。
本書では特徴ある同鉄道の歴史や駅、歴代の車両などを、豊富な写真とともに解説します。
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