本書は、15世紀から20世紀にかけての文法的・構文的変化をコーパスやテキストに基づいて実証的に記述したものである。従来の研究書と異なる点は、世紀別にその特徴的な文法的・構文的変化を起こした項目(句動詞、仮定法、補文など)を取り上げ、分析したことである。同時に、それらの変化過程の一連の流れを「まとめ」において、補足項目を加えつつ、さらに論述を試みた。詳細な記述と俯瞰的な考察を併せ持った論文集と言えよう。
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