医師アウトリーチから学ぶ地域共生社会実現のための支援困難事例集

医師アウトリーチから学ぶ地域共生社会実現のための支援困難事例集

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出版社
長寿社会開発センター
著者名
川越正平
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2023年6月
判型
B5
ISBN
9784911113004

医療や介護を拒否、認知症、セルフ・ネグレクト、8050問題、ひきこもり、虐待、ヤングケアラー、AYA世代のがん、不登校、高度肥満、高次脳機能障害などの複合的な課題のある支援困難事例16テーマを掲載。
支援の進め方、基本となる知識とアプローチのためのノウハウに加え、事例全体をライフヒストリー図から俯瞰し、複数の事態が積み重なっている状態、早期発見、早期介入のタイミング等も掲載している。図で捉えることで、視覚的に理解することができる。
介護、福祉、保健、医療等の現場で支援に携わる方はもちろんのこと、包括的支援事業(地域包括支援センター)、在宅医療・介護連携推進事業(郡市医師会等)の担当者や関係者、市町村職員の方にも、支援が困難とされる事例に対する支援の進め方を知りたい、対応力を高めたいという悩み、学びに応える一冊。

~目次一覧~
<総論>
 1.支援困難事例への対応向上を目指して
 2.相談のみで解決に至らない事例に対する医師アウトリーチとは
 3.助けを求める力が欠如した患者への対応
 4.支援拒否の背景にある精神医学的問題
 5.認知症の経過とBPSD

<事例編>
【高齢】
 1.がん患者に対する支援が立ち消えて、がん終末期の軌道とともに急速に生命に
   危険のある状態に陥った事例
 2.「厳重モニタリング」により継続的に安全の見極めがなされた認知症の事例
 3.生命に危機のある状態であったが医療につながらなかった認知症の事例
 4.高次脳機能障害に気づかれず、適切な支援を受けられていなかった事例
 5.有害動物飼育で集合住宅の強制退去勧告となっていた事例
 6.ベランダからの訪問診療により「厳重モニタリング」を継続した事例
【青壮年】
 7.90歳代の主介護者の病状悪化により60歳代の重度心身障害者の親亡き後への
   対応を急いだ世帯
 8.高齢者虐待の親子分離にあたり身体科医と精神科医が協働した事例
 9.40歳未満の終末期がん患者の在宅療養に加えて、その家族を包括的に支援した
   事例
 10.医療にまつわる負の体験を有していたが、丁寧な介入を重ねた結果、入院の
   説得に応じたひきこもり事例
 11.精神科医による診立てにより成年後見制度の利用につながったひきこもり事例
 12.心筋梗塞に伴う症状をきっかけに支援につながったひきこもり事例
 13.身体症状へのアプローチと家族の力を活かしたことにより支援につながった
   ひきこもり事例
【児童生徒】
 14.認知症の祖母とその介護のために生活が破綻していたヤングケアラーの世帯
 15.児童福祉から障害福祉への移行を契機に養育能力のない母からの分離保護に
   つながった事例
 16.高度肥満への介入を契機に多機関による支援につながりつつある不登校事例

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