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ロマンスの巨匠たち
~ダイアナ・パーマー傑作選6~
16歳の夏――愛を捧げた翌朝、冷たく捨てられた。
なのに今、なぜ私を見つめるの…?
あの夜、エレノアが婚約しないでほしいと頼めば、
すべては変わっていただろうか。葉のそよぎが聞こえる川辺で、
16歳のエレノアは、憧れの御曹司キーガンに身をまかせた。
だが翌朝、彼は別の女性を選び、エレノアは彼から逃げたのだ。
わたしでは相手にふさわしくないと、必死に言い聞かせて。
久しぶりに帰郷した夜、夕食会にキーガンが招かれていた。
暗い熱を孕む瞳でエレノアを見つめてくる。あの夜と同じ瞳で。
「エリー」とささやく、キーガンのかすれた声が聞こえた。
あれほど傷ついたのに。また彼に惹かれていく自分が――怖い。
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