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戦後日本を代表する翻訳者・文学者であり、いかなる権威にも媚びない在野的知識人であった中野好夫。文化人の戦争協力に対する激烈な批判と反省から積み上げられたその膨大な著作群を、現代の私たちはどう読むべきか。英文学研究やジャーナリズムの論考、伝記・歴史エッセー、憲法や沖縄や都政の問題をめぐる市民運動に及ぶ仕事の全体像を、彼自身の言葉を通して振り返る初の試み。
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