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彫刻家・大森暁生の作品と言葉で編んだフォトエッセイ的作品集。タイトルの「言端(ことば)」とは、著者の造語。自らの創作活動の中で「己の身体から削り出した言葉の断片」を意味しており、原木にノミを入れ作品を彫り出していく過程で飛び散る「木端(こっぱ)」になぞらえている。「物語やルーツ、背景が垣間見える人や動物、モノが好き」とは、本書掲載の一節。大森は好きなモチーフに対して丁寧に取材することで、まるで命を宿しているかのごとき彫刻作品を創り出す。その作品は、大型の彫像、鏡写しの作品、テーブルやランプ、ベルトのバックルと多彩な顔を持つ。本書では91点の彫刻作品に加え、過去のスナップと新作を彫り始めるまでの密着ドキュメント写真を収録。写真に添えた作家自らから発せられた言葉の数々から、彫刻家、ひいては一人の人間としての大森暁生像に迫る。英文併記。
【掲載内容】
はじめに
第1章 木端と彫刻
第2章 言端を集めて
作品リスト
あとがき
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