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本研究の出発点となった素朴な問題意識は,「教師 (teacher)は,教師としての力量(competency)を,いかなる場で,いかなることを契機として,いかなる具体的内容のものとして,形成していくのであろうか?」という点にある。これを端的に「教師は,教育専門家としてどのように発達(development)していくのであろうか?」と言い換えてもよい。本研究は,1970年代に社会学,とりわけ家族社会学の分野で,新たな研究手法として取り入れられ,盛んとなってきていた「ライフコース(life-course:この概念の説明は後述)」研究の手法に学び,教師研究にも取り入れることによって上記の自問に自答しようとし続けてきた。本書は,そうした筆者〔山﨑〕のライフワークの一つとなった研究,すなわち「ライフコース・アプローチに基づく教師の発達と力量形成に関する研究」の最終報告書である。
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