氷上の蝋燭

氷上の蝋燭

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出版社
幻冬舎メディアコンサルティング
著者名
安達信
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2023年5月
判型
四六判
ISBN
9784344943971

『富山大空襲』1945年8月2日未明 富山市街 全滅
富山の市街地が焼夷弾により焼け野原となったのは、たった80年ほど前のこと。
この悲惨な出来事を風化させてはならぬと、語り部として人々へ訴え続けた一ノ瀬文子。
病に冒された文子が、孫の華音やその教え子たちに、最後に伝えたかった本当の思いとは。

【富山大空襲を語り継ぐ会事務局長 柴田恵美子氏推薦】
軍靴の音が聞こえてくる。
いつも犠牲になるのは、お互いの国民なのに。愚かな為政者達。
戦争は最大・最悪の環境破壊。
78年前、富山大空襲で無念の死を遂げたあの世の犠牲者と
戦後も心を痛めてきた体験者達の叫び「二度と繰り返さないで!」
その声を平和しか知らない私達は今こそ他人事ではなく聞く時だ。
?燭の灯が消えないうちに……。

プロローグ 富山大空襲を矜哀して
第一章 イマジン
第二章 善人面した悪人
第三章 命のありよう
第四章 カノンコードラプソディー
第五章 発遣と夕餉
第六章 コンサートホールへの誘い
第七章 死者へのメッセージ
第八章 流れ着いた遺体と人間の性
第九章 『展覧会の絵』の謎
第十章 星降る焦土にひざまずけ
エピローグ 最後の家族写真

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