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子どもたちに「ありのままの自分でいいんだ」という自信を与えていきたい。
障害があり「車いすの先生」、中学校の数学教師である著者がつづる日々の生活と意見。
障害をもつ人が活躍できる社会は豊かな社会である。障害のある教師が活躍して働くことで、子どもは多様性や共生社会をリアルに学ぶことができる。これこそ多様性の実践。
僕はよく、生徒にこんな話をする。「足を引っ張る人でなく、手を引っ張る人になってください。足を引っ張ると人は転んでしまい、立ち上がることはできません。手を引っ張ると、人は立ち上がることができます」……誰かを手助けすることで、自分自身も成長し、人として豊かになると思う。互いに支え合うことで、より良い社会を築いていくことができる。(エピローグより)
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