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幽霊魔術超自然的恐怖
怪奇小説翻訳の達人 平井呈一が愛した
怪奇幻想の巨匠たち甦る至高の名訳
解説:垂野創一郎
好古趣味と巧みな恐怖演出で近代怪奇小説の礎を築いたM・R・ジェイムズ。幽霊、魔女、異界など多様な題材に怪異のリアリズムを追求しつつ心理学的解釈を加えたアルジャーノン・ブラックウッド。『幽霊島』に続く平井呈一怪談翻訳集成第二集は、マッケンとあわせて英国怪奇小説の三羽烏と称される恐怖の名匠の傑作を中心に、その訳業の原点ともいうべき昭和初年の翻訳、コッパード「シルヴァ・サアカス」とホフマン「古城物語」、さらに鍾愛の作家ラフカディオ・ハーンの怪奇文学講義を集成。付録として作家説や翻訳観が窺えるエッセーを収録。
■目次
〈Ⅰ〉M・R・ジェイムズ集
「消えた心臓 」
「マグナス伯爵」
〈Ⅱ〉アルジャーノン・ブラックウッド集
「人形」
「部屋の主」
「猫町」
「片袖」
「約束」
「迷いの谷」
〈Ⅲ〉初期翻訳
A・E・コッパード「シルヴァ・サアカス」
E・T・A・ホフマン「古城物語」
〈Ⅳ〉ラフカディオ・ハーンの怪奇文学講義
「モンク・ルイス」と恐怖怪奇派
小説における超自然の価値
〈付録〉エッセー
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