特集:無知学/アグノトロジーとは何か
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アグノトロジー―日本語では無知学とも訳されるそれは<学者が市民の無知を啓蒙する学問>ではない。科学が知識を与えつつ無知をも作り出してきたという反省から、従来の科学史を読み直す試みである。例えば、タバコの発がん性が科学的に明らかにされていったにも関わらず、その規制が進めなかったのはなぜか。あるいは、地球温暖化が人為起源であることは早くから知られていたにも関わらず、その対策が今日まで遅れてきたのはなぜか。無知学は私たちを無知でいさせようとする有形無形な圧力を明らかにする学問であり、それに抗するための運動でもある。本特集では、わが国においてもまだ十分に認知されていない無知学を紹介・検討するとともに、様々な学問分野の蓄積から<そもそも知るとはどういうことか>にまで思考を深化させる。
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