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あなたのお子さんは、「新しいことに挑戦しようとしない」「自分を卑下する」「困難があるとすぐにあきらめる」というようなことはありませんか? 思い当たる場合は、悲観的になり自分自身と他人に失望していたり、つらい経験をしたため世界を前向きに見られなくなっていたりするのかもしれません。
後ろ向きな考えや感情が悪いわけではなく、生きていく上で欠かせず、これらの感情を隠しても消えることはありません。とは言え、後ろ向きな感情の表し方によっては有害な場合があります。要は、前向きな感情と後ろ向きな感情のバランスをとり、健全な方法で感情を表現することが大切なのです。
本書は、7歳から11歳の子どものために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズの第7巻です。認知行動療法とマインドフルネスの手法に簡単なアクティビティを組み合わせて、子どもたちがもっと前向きに行動し、周囲の人々や環境と健全な関係を築くことを助けるガイドブックです。子どもが自分のペースで楽しく取り組める、「前向きに宣言しよう」「前向きになれる宝探し」といった自己肯定感を高めるアクティビティやエクササイズが満載です。
ガイドしてくれるのは、親しみやすく協力的なおたすけモンスター「チップ」。チップが、もっと前向きに行動し、周囲の人々や環境と健全な関係を築けるように、お子さんに明確な指示を与えてくれます。
7歳から11歳という年齢は社会性が育まれる時期です。思春期の最初の兆候が表れ、学校の授業もむずかしくなるので、後ろ向きな感情に悩まされる児童が多いのも不思議なことではありません。その中で、前向きな考え方を持ち続けることが、幸福感と心の健康につながります。子どもの頃に前向きな考え方を身につけることは、将来、幸せをつかむための基盤にもなります。
後ろ向きな考え方への対応を身につけたい子どもたちにとって、大きな助けになる待望の1冊です。
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