BL研究者によるジェンダー批評入門

BL研究者によるジェンダー批評入門

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出版社
笠間書院
著者名
溝口彰子
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2023年6月
判型
四六判
ISBN
9784305709899

紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援!



【概 要】

本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。

「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見る」という体験がもっと豊かになります。



第一部では、それぞれの作品で「セクシュアル・マイノリティの登場人物や同性愛がどのような言動をしているか(what)、どのようなカメラワークで描かれているか(How)」「その背景には何があるのか」などについて、「あっこ先生」と「もえさん」の会話を通して学ぶことができます。

本文内には、専門用語の解説や参考文献の案内があり、ジェンダーやフェミニズムに関する専門的な知識がなくても読み進めることができます。

第二部では第一部のもととなった論文や映画の応援コメントなどを掲載しており、本格的な批評文にも触れることができます。大学などでのレポート作成やSNSでの発信にも役立つでしょう。



本書を読めば、

普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、

「いろんな映像作品を見て分析したい!」

「好きな作品をもっともっと応援したい!」

「S N Sで作品批評をしてみたい!」

……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。





アメリカ留学中のクィア理論との出会いから、自身のルーツがBLの祖先である「24年組」の「美少年漫画」だと気づいたことがきっかけで、BL論を研究し、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて執筆してきた著者による、ジェンダー批評入門講義が始まります!

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・映画『LOVEMYLIFE』で「何が描かれているか」より「どう描かれているか」に注目する

・映画『砂の女』の「女」と「男」という二項対立を揺るがす映像表現とは?

・ドラマ・映画『おっさんずラブ』から差別と偏見の構造を考える

・二人の人間の新しい関係の可能性を探る、漫画『作りたい女と食べたい女』

・世界のLGBT映画史につらなる映画『his』

・ステレオタイプから自由になる、映画『おろかもの』の登場人物たち

・現代アート「サエボーグ」のパフォーマンス

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