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はじめに
「人間力」という言葉を聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
・いつも穏やかで話しやすい人
・一緒にいて心地よい人
・自分をもっている人
・逆境にくじけない人
・視野が広く、周りを感化する力のある人
ひと言でいえば、人間力の高い人とは「安心を自ら創造できる人」と言えるでしょう。
想定外の出来事が次々と起こり、先行きが見通しにくい今、多くの人が漠然とした「不安」を抱えながら生きています。そうした中で、何も気にかかることがなく、心安らかにいられる時間がどれだけもてるか。「安心」が人生の質を左右する時代です。
家庭でも職場でも、そして地域社会の中でも、周囲に不安を感じさせる人は敬遠され、
やがて孤立していきます。反対に、いつも安心を与える人は慕われ、信頼され、苦境の時には多くの応援を得ます。
自分にも周囲にも〝安心〟を与える生き方――。
「そんなものは一部のゆとりある成功者だけが追い求めるもので、自分には関係ない」
そう思う方が多いのかもしれません。
確かに「人間力」とか「安心」という言葉は、ふだんの仕事や生活の中であまり使わない言葉だけに、現実味のない、雲をつかむような話と感じてしまいがちです。
しかし、それは実にもったいない考え方といえます。
「人間力」は立場や役職、年齢に関係なく、自分らしい心穏やかな人生を送りたいと願う、すべての人に必要不可欠な力です。
仕事も人生も、とかく自分の思い通りには運ばないものです。その原因を他に求めてばかりいると、人間関係が荒れ、心も荒んでいきます。思い通りにいかない現実をどのように受け止めていくか――。同じような環境の中にあっても視野が広く、みんなに慕われ、心穏やかな人生を送れている人は、間違いなく「人間力」の高い人です。
人間力の高い人は、何か特別で難しいことにチャレンジし続けなくとも、一日の中に〝心穏やか〟になれる時間を意識してつくっています。そして、その時間を少しずつ増やしていくこと。そうした小さな実践の重ねが、やがて大きな差を生みます。
本書は、そうした実践のためのツールです。読むだけで乱れかけた心をチューニングできる一話完結の話材が八十八編。必ずしも頭から順に読み進める必要はありません。人間力を高める小さな実践をまずは始めてみませんか。
『読むだけで人間力で高まる一〇〇話』とあわせてご活用ください。
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