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音楽史学(=ミュージック・ヒストリオグラフィー)で読み解く、まったく新しい音楽史の世界!
バロック時代のバッハ、古典派のモーツァルト、ロマン派の幕を開けたベートーヴェン……音楽史を少しでも習ったことがある人には馴染みのある時代区分や作曲家の名前。肖像画とセットで思い浮かべる人や、「伝記を読んだことがある!」という人も多いはず。
けれど、 よく見ると“音楽史”には日本史や世界史ではありえない、おかしな点がたくさんあるのです。
どうしてこうなった? そして、音楽史はこれからどう書かれるのか?
本書では過去から現在までの「音楽史の書かれ方」を振り返り、新たな視点でアップデートし続ける音楽史の最前線をご案内します。
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「ヒストリオグラフィー」とは、英和辞典では「歴史学」あるいは「修史(歴史書を編纂すること)」と定義されていることが多いようですが、実際のニュアンスは少し違います。これは元々、ヒストリー(history=歴史)と グラフィー(- graphy=書くこと)が合わさってできた言葉で、そのものずばり「歴史を書くこと」を意味しました。そして近年では「歴史がどのように語られてきたのか、これまで歴史家が過去の出来事をどのように解釈し、どのように評価してきたのか」を論じる学問を指す言葉となっています。この本でこれから展開していくのは、まさに音楽についての「ヒストリオグラフィー」的考察なのです。(本文より)
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