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◆家族への賛歌
新潟の海近い家の夜空。庭でご夫婦が仲よく満月を見ていると、二階のバルコニーから長男の声が降って来る。どうしたと聞くと、親父たちの声がしたからさと答えが返って来る。長男家族は二階に住んでいるのである。なんと仲睦まじい素敵な日常生活だろう。
本詩集は、我が家族に捧げるというサブタイトルをつけるのがふさわしい。いや、実は、我が妻に捧げるという方がもっと、もっとふさわしい。
美しい虹のような詩集の誕生に心から拍手を送りたい。
(帯・以倉紘平)
◆虹*目次
誰がやさしい
パパがいない
虹
七五三
とびっきりの笑顔
巣
節分
ある休日
キジバト
小さく鳴く声が
母の誕生日
おふくろの味
月
再会
家の声
祈るように枝先に
あと七年―金婚の日まで―
幸せ海岸
七十年
弥彦公園もみじ谷
しばた市いじみの公園
小さな失敗
私の呼ばれ方
わたしがそばに
それはよかった
それでいいの
父の決断
どうしたの?
今日は楽しかった
ペイン、ペイン、ゴーアウェイ
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