おれの眼を撃った男は死んだ

創元推理文庫

おれの眼を撃った男は死んだ

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出版社
東京創元社
著者名
シャネル・ベンツ , 高山真由美
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2023年5月
判型
文庫
ISBN
9784488154035

生きて、死んで、それだけなんだ。
犯罪と暴力の渦中に佇む人々の
息遣いを美しく描き出す10編。
O・ヘンリー賞受賞作収録

南北戦争で両親を亡くした少女は、虐待を受けていたおじ一家から兄の手によって助けられ、外の世界へと足を踏み出す(「よくある西部の物語」)。裸足で列車を待つ少年は、刑務所の父を想いながら、家から離れた町を目指す(「ジェイムズ三世」)。――無秩序な暴力に翻弄され、それでも血まみれで生きてゆく人々の息遣いが、気高く、美しく描き出される。O・ヘンリー賞受賞作含む10編収録、凄絶な迫力に満ちた傑作短編集!

■目次
「よくある西部の物語」
「アデラ」
「思いがけない出来事」
「外交官の娘」
「オリンダ・トマスの人生における非凡な出来事の奇妙な記録」
「ジェイムズ三世」
「蜻蛉(スネーク・ドクターズ)」
「死を悼(いた)む人々」
「認識」
「われらはみなおなじ囲いのなかの羊、あるいは、何世紀ものうち最も腐敗した世界(オ・セキユラム・コラプテイシマム)」

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