特集:教育の自由、学ぶ権利を取り戻す
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不登校やいじめを「問題行動」と言うようになって久しいが,子どもの「問題行動」ではなく,「学校の問題を表した行動」である.
学校スタンダードを各学校で制定し,特色ある学校づくりを目指し,学校長のリーダーシップのもとに,教職員は教育活動におけるさまざまな目標達成を目指し,実践をすることが求められている.その達成度や内容,さらには自治体が示した努力目標を達成ができたのかを点検,検証し第三者に公表をすることが求められている.
画一的な指導の中,わからないと訴える子や指導法が合わない子は支援学級,支援学校,不登校へと教室の外に出ていかざるを得ない.その弊害を本特集は問う.
本特集は大阪,堺の事例を取り上げたが,いずれも全国に共通する課題である.子どもが変わったと言われて久しい.しかし,変わったのは学校なのである.教育の自由の問題でもある.もの言えぬ教員・子どもを育ててしまう仕組みは,社会にも大きな損失をもたらすことを強調したい.
(「まえがき」より)
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