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中世末期、ヨーロッパにおいて燦然たる文化的達成を遂げたブルゴーニュ公国。大公四人の生涯と事績を史料の博捜とともに描出した名著。解説 池上俊一
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フィリップ・ル・アルディ(豪胆公)、ジャン・サン・プール(無怖公)、フィリップ・ル・ボン(善良公)、シャルル・ル・テメレール(突進公)。これら四人のヴァロワ朝ブルゴーニュ公こそ、中世末期、ヨーロッパ世界において広大な領土の獲得と燦然と輝く文化的達成を現出させた人々にほかならない。彼らの営為によってあらわれる公国の個性とは何か。ホイジンガの『中世の秋』に比肩すると言われる本書は、博捜と実証をもとに、大公たちの生涯と事績、そしてついに成し遂げられなかった夢を光彩陸離たる筆致で叙述する。ブルゴーニュ公国の歴史を包括的にまとめた書として今も揺るぎない地位を占める名著。
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百年戦争下の栄華
激動する政治と絢爛たる美――。
君主四人の行跡を鮮やかに描き出す。
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【目次】
序
第1章 王国から公国へと
第2章 カペ朝がブルゴーニュで果たしたこと
第3章 フィリップ・ド・ルーヴルの跡継ぎ
第4章 フィリップ・ル・アルディ──政治
第5章 フィリップ・ル・アルディ──文芸保護者としての
第6章 ジャン・サン・プール
第7章 フィリップ・ル・ボン
第8章 シャルル・ル・テメレール──最盛期
第9章 歴史家と作家たち
第10章 芸 術
第11章 宮廷生活
第12章 ブルゴーニュという国
第13章 シャルル・ル・テメレール──幾多の過誤
第14章 ひとつの治世、ひとつの王朝の終り
結 論
原 注
訳者あとがき
解説(池上俊一)
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