原爆の歌 河野英子歌集

原爆の歌 河野英子歌集

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出版社
木犀社
著者名
河野英子 , 河野優三枝 , アリエル・オサリバン
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2023年4月
判型
A5
ISBN
9784896180718

1945年8月6日、アメリカ軍の原子爆弾投下で焦土と化した広島の街を、夫と次男を探し求めて、ひたすらさまよい歩く。ほとばしり出る悲しみの歌の数々をひそかに書き留め封印し、被爆しながらも生き延びた長男と、いっしょに疎開していて助かった3人の幼い子どもたちと松江に生きる。
 時を経て、第一歌集『路』の中で明かされた「原爆の歌」、60首。子どもたちに原爆のことを知ってもらいたいという、母の切なる思いは伝わり、長じてカナダに移住して画家となった末娘の胸のうちで、いつしかふくらんで、それら60首の歌を英語に訳して歌に添え、一冊の本にして、多くの人に、原爆のことを、そして、ある家族の戦後の歩みを知ってもらおうと思い立つ。はからずも彼の地で出会った詩人との、感覚を研ぎすました長いやりとりの末に歌の翻訳は成し遂げられた。最後に、ふたりの労をねぎらうかのように、のちにアメリカに渡り学者となった長兄から手記が寄せられ、80年近い歳月を経て初めて、被爆前後のいきさつが詳しく明かされる。全編、英語の対訳付き。

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