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『新版世界各国史22 ロシア史』に加筆・修正を加え、上・下巻のハンディ版として刊行。
ロシアという国はどのように始まり、どのように歩んできたのか。
強力な国家こそがロシアの問題を解決するという観念がロシアの支配者をとらえてきた一方、民衆は精神と肉体の解放をもとめて国家権力に闘いを挑み、強力な国家を幾度も転覆させてきた。ロシアの歴史は強力な国家という軸と、精神解放という軸とのあいだで揺れ動き、もがき苦しんできた人々の歴史である。ロシアはその苦しみと模索の中でどこに向かい、人類史に何を与えるのだろうか。
下巻では1900年以降の内容を扱い、ソ連崩壊後の記述にも章を割いて現代まで加筆修正を行った。
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〈目次〉
第七章 ロシア帝国の動揺
1 日露戦争
2 一九〇五年革命
3 一九〇六年憲法体制下の国家と社会
第八章 ロシア革命とソ連邦の成立
1 第一次世界大戦と帝政ロシア社会の危機
2 ロシア革命
3 内戦と干渉戦
4 革命期の社会
第九章 スターリンとソ連世界の出現
1 レーニンからスターリンへ
2 ソ連社会主義の建設
3 実現したユートピアか──新たな社会の出現
4 「大祖国戦争」
5 戦後のソ連
第十章 社会主義体制の変貌・成熟・停滞
1 スターリンの死とフルシチョフ
2 ブレジネフの時代
3 ポスト・スターリン期の社会と文化
第十一章 ペレストロイカの時代
1 ペレストロイカの開始
2 ペレストロイカの急進化
3 連邦体制の動揺
4 行き詰まりからソ連の終焉へ
第十二章 ロシア連邦
1 ソ連解体直後の混乱
2 不安定な回復
3 世紀の境に立つロシア
4 二十一世紀のロシア
補章 周辺諸国の動向
1 ウクライナ・ベラルーシ・モルドヴァ
2 中央アジア諸国
3 ザカフカース(南コーカサス)諸国
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