スープの森~動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語~

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スープの森~動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語~

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出版社
主婦と生活社
著者名
守雨 , むに
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2023年5月
判型
四六判
ISBN
9784391159370

■あらすじ
ある時は動物、ある時は人間。
オリビアの店には今日も、
心に何かを抱えた誰かがやってくる。

街から離れた森のほとりでスープ店を営むオリビアには、誰にも言えない秘密がある。人や動物の心の声が聞こえるのだ。そのせいで家 族から疎まれ、五歳で修道院に送られるところを養祖父母に拾われ、この店に辿り着いた。

それから二十年、オリビアは周囲の人間に心を閉ざして生きてきた。しかし、ある雨の朝にびしょ濡れでやってきた元傭兵のアーサー はそんな彼女に何かを感じて......!?「スープの森」に訪れる、様々な出会いと別れの物語。
 
森の恵み、動物たち、そして人間──
出会い、ともに食べ、別れ、生きていく。

[登場人物]
<オリビア>
貴族の家に生まれたが、動物の心が分かることを
家族に気味悪がられ、五歳で修道院に送られる。
養父母であるジェンキンズ夫妻が亡くなった後は
『スープの森』を一人で切り盛りして暮らしている。
「人間は向いていない。動物に生まれたかった」と願い
今も周囲の人間に心を開けずにいる。

<アーサー>
貧しい暮らしの中で両親と妹を流行病で亡くし
十四歳で傭兵となる。必死に戦い生き抜くうちに
界隈では名の知れた存在となるが、二十八歳のある朝
「もう、これ以上は無理だ」と突如傭兵を辞め、
あてもなく歩くうちに「スープの森」にたどり着く。

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