伏龍警視・臣大介

小学館文庫

伏龍警視・臣大介

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出版社
小学館
著者名
神野オキナ
価格
1,001円(本体910円+税)
発行年月
2023年5月
判型
文庫
ISBN
9784094072532

出向警視の捜査を妨害する意外な風習とは?

臣雪乃は「姉妹制度」の仲間内で開いていたパーティを愉しんでいた。
日本最大与党の衆議院議員の父を持つ「姉」の多和多華那と「姉妹関係」を結んで10週目、そして、14歳になった華那の誕生日を兼ねたパーティだ。
しかし、愉しんでいたのも束の間、パーティ会場からすぐ近くの部屋で火災が発生したのだ。
その日偶然、持病のある雪乃を迎えに来ていた父、沖縄県警管理官の臣大介警視は娘たちを救い出すことに。
その救出中に思いがけなく、大介は刺殺体を発見してしまう。
被害者は有名経済系文化人・新堀兵衛の「金庫番」井上幸治だった。
時を同じくして突然死した捜査一課長の後任として、大介は現場の指揮に当たるが、警視庁から沖縄県警に移って半年のため、馴染みのない沖縄独自の風習が壁となって立ち塞がる。
捜査が難航する中、従姉妹の奥瀬真紀から電話が。
警視庁捜査二課第二係を率いる真紀によれば、「新堀が投資に失敗した損失分を、井上が地上げで取り戻そうとしていた節がある」と言う。
地元の反社会的勢力と揉めた末の殺害なのか?
捜査線上に「鏡龍会」に繋がっている半グレグループの頭・又善星一郎が浮かび上がってきて……。


【編集担当からのおすすめ情報】
一口に警察小説と言っても、どこの土地を舞台にするかで、事件の経緯や捜査方法などが違います。本書は沖縄ならではの警察官や警察組織なども楽しめるはず。ラストの衝撃も、ぜひ味わっていただければ嬉しいです。

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