"《定価:税込2,750円》
現代を読み解き、近未来を展望するためのツールとして、科学史、技術史、さらに科学技術史の視点・方法論を提示する。時代は人類起源から現代までを扱い、欧米を中心としつつ、アラビア科学や近現代の日本における科学・技術も取り上げる。また知識人・科学者たちの視点と、彼らをサポートした権力者の視点を織り交ぜ、科学史と技術史のつながり、特に民生技術史と軍事技術史との関係が理解できるように描く。終章ではこれからの科学史・技術史の課題を示した。各章末に、発展的・探究的なチャレンジ課題、およびブックガイドを紹介。魅力的な図版も豊富に収録している。
〈目次〉
はじめに
第1章 科学・技術について考える現代的な意味
[ 第1部 近代以前の科学と技術 ]
第2章 技術のはじまりと戦争の起源
第3章 科学のあけぼのとギリシア自然哲学
第4章 中世とルネサンス
第5章 科学革命のはじまり
[ 第2部 産業革命以降の科学・技術 ]
第6章 機械の登場と産業革命、そして大量生産へ
第7章 科学革命と自然科学の制度化・数学化
第8章 近代日本における科学の発展
第9章 科学依存型技術と産業化科学の登場
第10章 現代科学の登場と新しい自然観への転換
[ 第3部 科学・技術の軍事への展開 ]
第11章 資本主義社会の形成と軍事技術
第12章 軍事生産の近代化と軍事産業の形成
第13章 2つの世界大戦と兵器開発に結びつく科学者
第14章 冷戦構造下における技術の軍事利用
第15章 日本における科学・技術と戦争
[ 第4部 科学・技術の進展と現代社会 ]
第16章 情報技術の発展
第17章 巨大科学の登場とその影響
第18章 戦後日本における製造技術の発展
第19章 医学史を通して複雑化する現代の科学・技術を考える
第20章 これからの科学史・技術史の課題
引用・参考文献
事項索引
人名索引"
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