金融大波乱 ドル・円・人民元の通貨戦争が始まった

金融大波乱 ドル・円・人民元の通貨戦争が始まった

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
徳間書店
著者名
宮崎正弘 , 田村秀男
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2023年4月
判型
四六判
ISBN
9784198656201

ペトロダラーに対するペトロ人民元の挑戦が始まった

ウクライナ戦争によって揺らぎ始めた世界通貨システムをめぐる暗闘の内幕

習近平主席のサウジアラビア電撃訪問が世界を驚かせた。会談のテーマが、石油の人民元決済だったからだ。ドル以外の通貨での石油決済は、アメリカのドル一極支配体制を脅かす政治的挑戦だ。
現状では、中国人民元はドルを裏付けとする通貨にすぎない。しかし、中国の一帯一路プロジェクトではすでに人民元とのスワップを実施している国が出てきている。またウクライナ戦争の結果、ロシアの石油決済はルーブルと人民元で取引されている。そこにデジタル人民元の決済がからんでくれば、ドルの覇権にとって重大な脅威となろう。
果たして人民元は国際決済通貨としてドルを駆逐するのか。あるいは住宅バブルでかろうじて支えてきた中国経済がついにバブル崩壊によって習近平体制は弱体化に向かうのか。米中は新冷戦に突入しているが、アメリカ、とりわけバイデン政権にとっては、中国は経済的利益の源泉でもあるという両義的な存在でもある。ドル・円・人民元の通貨戦争を通して世界経済の行方を展望する。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top