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米国映画芸術科学アカデミー
マーガレット・へリック・ライブラリー
マット・セバーソン館長絶賛!
「1922年、小津は松阪の
宮前小学校の5年男組の代用教員として
雇われることになる。児島氏の本では、
これまで謎に包まれていた
この巨匠の人生の一面を
発見することができる。
小津の人生のターニングポイントとなる瞬間を
私たちみんなに分かち合ってくれた
児島氏に感謝を捧げたい」
漫画家・ちばてつや氏、
カバー絵描きおろし。
時は大正11年(1922)。
若き小津安二郎は、三重県飯南郡宮前村
(現在の松阪市飯高町)にあった
宮前尋常小学校の5年男組の担任として
代用教員の職を得た。
松竹キネマに入社する1年前のことだ。
豊かな自然環境のもと
校長以下、個性的な教師たちとの間を
飄々と生きながら
様々な事情を抱えた子どもたちと
向き合った日々。
1年の教師生活の中で、青年・小津は成長し
恋をし、人生を知り、
映画(カツドー)への思いを強めていく。
きらきらとした青春時代
小津が映画人としての一歩を
踏み出すことになった宮前村での出来事。
教え子たちが文集にのこした
小津との思い出をもとに描く。
本年(令和5年:2023年12月12日)で
小津安二郎監督は生誕120年
没後60年を迎える。
これまで誰も書くことができなかった
日本が世界に誇る映画人の原点は
三重県松阪市で過ごした
夏目漱石の名作『坊っちゃん』のごとき
1年間にあった――。
プロローグ
第一章 出立
第二章 教師たち
第三章 子どもたち
第四章 初恋
第五章 珍布峠の決闘
第六章 特別授業
第七章 ヒョウタンの失恋
第八章 夏休み
第九章 秋雨
第十章 花岡座
第十一章 芝居つくり
第十二章 開演
第十三章 別れ
エピローグ
あとがき
推薦の言葉
(米国映画芸術科学アカデミー
マーガレット・へリック・ライブラリー
マット・セバーソン館長)
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