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ブラームスを通じて歌う「近代の挽歌」
新型コロナ禍の逼塞の日々に、にわかに耳を打ったヨハネス・ブラームス(1833-97)。楽聖ベートーヴェン亡き後、近代ヨーロッパ文明が黄昏を迎える十九世紀を生きたこの変奏曲の大家の、ほぼ全作品を「一日一曲」聴き続ける。音楽の主題から出発して、同時代ヨーロッパの思想家たち、さらに内村鑑三・樋口一葉・立原道造・中原中也・小林秀雄らの日本の文学・思想へと自在に「変奏」を展開し、現代社会への根底的批判の視座に立つ。大きな反響を呼んだ前著『ベートーヴェン 一曲一生』で見出された、批評の新しいかたち。
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