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私たちのまちも戦場だった──
大分県宇佐市のこれまでとこれから
戦時中、大分県宇佐市には宇佐海軍航空隊があった。この航空隊は真珠湾攻撃の搭乗員の養成を担うなど、「艦爆、艦攻のメッカ」として知られるが、時代とともに特攻基地へと変わっていく。この地から神風特別攻撃隊が出撃して154人もの人が亡くなったこと、また度重なる空襲で多くの人が亡くなったこと。これらの歴史を伝えるため、著者は長年平和活動に取り組んできた。
宇佐市には今も、空襲で敵機から飛行機を守るための格納庫である掩体壕をはじめ、多くの戦争遺構が残っている。戦争の歴史も風化が進む中、語り部としてこれら戦争遺構を保存することは、ますます重要になってくるだろう。戦争体験者から戦争を知らない世代へ、そしてさらにその子供たちへ。航空隊の歴史を通して、平和の大切さや命の尊さを語り伝える著者が「掩体壕の残るまち」から「掩体壕を残すまち」への遍歴を綴る。世代を超え地域を越えた、たくさんの人との出会いの記録。
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