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長く一万円札の「顔」をつとめた福沢諭吉は、令和6年(2024)、ついにその座をあけ渡すことになりました。その人物とは、渋沢栄一、本書の主人公です。
渋沢栄一は、日本初の株式会社をつくり、五百の企業を設立しました。東京ガス、清水建設、JRなどは、みなさんも目や耳にしたことがあるでしょう。これらは渋沢栄一が、設立に関わったもので、今でもその多くが存続しています。
渋沢栄一の功績はこれだけにとどまりません。一橋大学、日本女子大学、二松學舍大学など60を超える学校や、聖路加国際病院、日本赤十字社など600を超える社会事業団体の設立にも関わっています。こうした功績を称え、「日本近代化の父」と呼ばれています。
栄一は「論語と算盤」(道徳を根本に、経済をつくっていくこと)を信条に日本の近代化を進めてきました。そこには、若い頃に刻まれた身分制度による苦い記憶と、母の願いが強く残っていたからです。
逆境の中でも道徳を貫き行動し続けていった渋沢栄一の生涯を伝えることで、読者のみなさんの強い心の支えになってくれることを願ってやみません。
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