テストプロセスの設計から各種手法、技術選択を裏付けるロジックなど、本書はソフトウェアテストの全体像を網羅し、初歩から体系的に整理。研究開発と業務の第一線で活躍中の著者陣が知見を持ち寄りました。通り一遍の教科書に終わらず、詳しい実例解説や最新の話題、実務の手引をふんだんに盛り込んでいます。奥深い――知的刺激に満ちたテストの世界を堪能してください。
序 章 ソフトウェアをテストするとは?
■第Ⅰ部 テストってなに?
第1章 ソフトウェアテストの概要
第2章 ソフトウェアテストのプロセス
■第Ⅱ部 テストしてみよう!
第3章 テスト設計のセオリー
第4章 要求や仕様に基づくテスト技法
第5章 プログラムコードに基づくテスト技法
第6章 人が持つ情報に基づくテスト技法
第7章 テスト実装と実行のセオリー
第8章 テスト環境のセオリー
■第Ⅲ部 テストをもっとうまくやろう!
第9章 テスト計画のセオリー
第10章 テスト管理のセオリー
第11章 自動テストのセオリー
■第Ⅳ部 より深く理解しよう!
第12章 ソフトウェアを動かさないテスト
第13章 いろいろなテスト技法
第14章 テストプロセスの改善
ソフトウェアテストは、テスターや品質保証部門だけの仕事ではありません。単に不具合を見つけ出す以上の役割があるのです。本書は、そのような「ソフトウェアテストの広い役割を知ってほしい」と思って執筆しました。
主な読者には、「開発経験は多少あるものの、テストについてはこれから」、あるいは「改めて知識を整理したい」というエンジニアの方々を想定。基本的な概念を体系的に示しつつ、新しいトピックスも含めることで、ソフトウェアテストの全体感を一冊で俯瞰できるようにしました。また、多くの先人たちの知見を紹介する一方、筆者たちが業務で行っている工夫を加え、読者が実践的な技法まで修得できるよう最大限努めました。
本書の執筆陣は、幅広い事業領域を持つ企業で、各々が複数の製品ドメインに携わってきた研究者や技術者です。社内外でテスト技術の普及活動にも携わってきました。それぞれが得意とするネタを持ち寄って、できる限り広範に、実践的な内容を盛り込みました。 (本書「まえがき」より抜粋して編集)
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