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量子論は,物質を小さく分割していくとあらわれる原子や電子,光といった “自然界の主役 ”の正体にせまる理論です。量子論はまた,アインシュタインでさえ生涯悩みぬいたといわれる,実に不思議な要素を含む理論でもあります。
本書では,難解と思われがちな量子論について,基礎から発展まで,わかりやすく丁寧に解説をしています。まるでSFのような「多世界解釈」をはじめとする,今も議論が続く量子論の独特な「解釈」についても,くわしく紹介しています。近年発展いちじるしい「量子コンピューター」や「量子テレポーテーション」,「量子暗号」などの記事も収録しています。ミクロな世界を解明する不思議な「量子論」に,ぜひ触れて見てください。
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