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2019年に厚生労働省が行った調査によると,私たちの2人に1人が日頃からストレスを抱えているといいます。生活環境の変化や人間関係のトラブル,親しい人の死など,日常のさまざまな出来事がストレスを感じる原因となります。
抱えているストレスがそれほど大きくない場合は,身体を休めることで心身を回復させることができます。一方,ストレスが複数重なり,その状態がつづいてしまうと,糖尿病や心筋梗塞,うつ病などの病気が引きおこされるリスクが高まり,時に生命を脅かすこともあるのです。
本書では,ストレスがどのようにして生じ,心身に影響をおよぼすのかを,脳科学の見地からくわしく解説しています。
第1章では,ストレスをもたらす認知のゆがみや,ストレス耐性など,さまざまな側面からストレスをみていきます。つづく第2章では,ストレスを感知する脳のしくみや,自律神経と内分泌を介するストレスへの反応経路を取り上げます。そして第3章では,ストレスが心身に引きおこす病気とその治療法について,くわしく紹介します。
ストレスの原因は多岐にわたり,それを完全に取り除くのはむずかしいため,私たちはストレスと上手につきあっていく必要があります。ストレスへの対策や,ストレスとうまくつきあっていく方法を,「ストレス・マネジメント」といいます。第4章では,日常生活で行えるストレス・マネジメントの数々を紹介します。睡眠や運動,入浴といった基本的な生活習慣の秘けつから,ストレスに対して具体的な行動をおこす「コーピング」まで,すぐに実践できるストレス対策が満載です。
本書は写真やイラストを多用し,ストレスを体系的にやさしく解説するつくりとしました。ストレスに関する興味深いコラムも,各章に収録しています。ストレスに悩むすべての方,必読の一冊です。ぜひご覧ください。
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