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博物学者でもあったシーボルトが日本滞在中に収集してオランダに持ち帰った動植物の標本は、今もオランダ・ライデンにあるナチュラリス・生物多様性センターに保管され、分類の指標となるタイプ標本(模式標本)となっている。長崎から江戸までの参府ルートをたどり、近畿地方での足どりから琵琶湖水系の淡水魚の標本産地を探るととともに、分類と進化にまつわる興味深いエピソードをまじえて、ゲンゴロウブナなど主要魚種の標本と『日本動物誌 魚類編』掲載の図版を紹介。
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