【この本について】
あんしんあにまるずは
こころでみるいきもの
みつけたらみんなのこころが
あんしんする。
あんしんあにまるずは
ことばをしゃべらないけれど
こころでわかるから
いつもたのしい。
あんしんあにまるずとわたしが
いつもはなしていることを
ここにのせました。
【企画者からのコメント】
2023年3月から全国を巡回する展覧会「リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界 -クラシックな名作とともに」に合わせて、絵本『あんしんあにまるず。』を刊行しました。展覧会のテーマ「SEEN AND UNSEEN」(見えるものと見えないもの)は、リサの架空の動物シリーズ「Unseen Animals(アンシーンアニマルズ)」が発端となっています。この「UNSEEN」の音の響きから「あんしんあにまるず。」という日本名が生まれ、その鳴き声を想像していて絵本のコンセプトが生まれました。いつものように一つの事柄が連鎖して、次々に広がっていくリサ・ワールドのはじまりです。
見えない生き物「あんしんあにまるず。」は、言葉をしゃべらないけれど、ユニークな音を発することで、言葉よりもっと大切なものを伝えてくれます。それは言葉を覚える前の人間の赤ちゃんと同じで、何かを伝えようとする心に、ユニークな音がくっついて、なんだか私たちは感動してしまうのです。それは、やがて言葉の獲得とともに失われていく、蜃気楼のようなコミュニケーションの源泉の美しさと無邪気さなのです。そして、言葉に頼らなくても、しっかりと心が伝わることが、本当の「あんしん」だから、「あんしんあにまるず。」なのです。何だか感動しちゃって欲しいのです。
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