医療ソーシャルワーカーに求められるマネジメントとは?
業務マネジメントのゴールは、業務を中心に据えて、業務上の目標を達成することです。医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)にとっては、スムーズで効果的な相談援助業務の遂行がゴールになるでしょう。そのためには、多様な資源を活用したり、そこで働くメンバーが生き生きと働けるような環境を整備したりすることが必要です。
しかし、MSWにとって、業務マネジメントを具体的に学ぶ場はごく限られているのが実情です。そのため、後輩を指導するときや、管理者になったときに、頭を悩ませるMSWも少なくないのではないでしょうか。
マネジメント・ルーブリック&事例で“指導者”の悩みを解決!
本書では、千葉県医療ソーシャルワーカー協会が中心となって作成したマネジメント・ルーブリックを掲載しています。マネジメント・ルーブリックとは、MSWが後進指導にあたって活用できる「指導育成にあたる側」の到達状況の評価基準です。初級・中級・上級指導者に分かれており、(1)実践、(2)教育、(3)管理、(4)研究の4つの項目について、評価基準が設定されているため、指導者としての自分を客観視できます。
【主な目次】
第1章 医療ソーシャルワーカーと業務マネジメント
第2章 業務マネジメントに求められる能力とは
第3章 ソーシャルワーク実践のマネジメント事例
第4章 ソーシャルワーカー教育のマネジメント事例
第5章 業務管理のマネジメント事例
第6章 研究のマネジメント事例
【著者情報】
編集代表:保正友子(日本福祉大学社会福祉学部教授)
編集:
浅野慎治(成田赤十字病院医療福祉相談室)
市原章子(千葉大学医学部付属病院患者支援部副部長)
國吉安紀子(医療法人社団淳英会おゆみの中央法病院地域連携室)
榊原次郎(名寄市立大学保健福祉学部社会福祉学科准教授)
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