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哲学的実践は、被災への処方箋になりうるか――
東日本大震災以降、せんだいメディアテークを中心に筆者が40回以上にわたって行ってきた被災者との哲学対話実践の活動を紹介し、被災に臨む哲学の可能性を批判的に検証する。
そもそも、震災を「語りなおす」とはどういうことか。ふさわしい「言葉」とは何か。被災からの時間経過とともに変化する被災者・支援者・当事者といったアイデンティティの葛藤、「負い目」、「役に立たない」、「支援とは何か」、「当事者の痛みを理解することは可能か」、「ふるさととは何か」、「被災者でもある医療専門職者たちの公私をめぐる戸惑い」、「写真から〈ともに考える〉」といった参加者たちの様々な言葉から、震災という〈出来事〉をほぐす。
哲学にできる支援と、震災に臨む哲学のありかたを探る試み。
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