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安全保障の鉄則は「最悪のケース」を想定することだ。
ロシアのウクライナ侵攻前に、専門家の多くは、「ウクライナ全土への侵攻は、軍事的に見て、あまりにも無謀すぎる」と語っていた。
しかし、プーチンはウクライナ全土へ侵攻したではないか。
今、中国の台湾侵攻についても、「中国は台湾を無傷で手に入れたいはずだ。敢えて戦争は仕掛けないだろう」という言説が主流である。
本当にそうだろうか。
もし、中国の台湾侵攻が起きたとき、日本も戦場にならないとは言い切れない。「中国が日米を巻き込むはずがない」というのは、あくまで私たちの願望に過ぎない。
今や、起こらないはずの戦争が起こる時代なのだ。
習近平の中国がやって来たとき、日本に備えはあるのか。
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