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孤独をいかに愉しむか?
17名の著者が贈る、十人十色の孤独論!
少子高齢化や核家族化の進行、そして、2020年から猛威をふるう新型コロナウイルス。
現在、物理的、精神的に「孤独」を感じている人が増えているのではないでしょうか?
2022年、イギリスに次いで日本でも孤独・孤立対策担当大臣が誕生。まさにいま日本社会においても孤独は「対処すべき問題」として注目されています。
本書では孤独に向き合った作家の評論や、冒険や山小屋生活などで得た独自の孤独論など、総勢17名の著者が様々な孤独を語ります。
何気ない日常の、騒がしい街中で不意に襲ってくるあの「孤独感」はなんなのか?
決してネガティブなだけではない孤独の持つ「孤高のしたたかな世界」に浸れる一冊です。
【目次より】
lesson1 孤独上手たち
齋藤孝(教育学者)/仏陀に学ぶ、単独者としての作法
中条省平(フランス文学者)/孤独と追放--アルベール・カミュ最後の10年
奥本大三郎(フランス文学者)/永井荷風--独身者の悦びと不安
南條竹則(作家・翻訳家)/孤独の詩を読む--ポオとラヴクラフト
鈴木雅生(フランス文学者)/サン=テグジュペリ--人生と思索を鍛え上げたもの
岸見一郎(哲学者)/三木清と孤独
新元良一(作家)/ソロー『森の生活』が語りかける声
適菜収(作家)/孤独の哲学者ニーチェ
lesson2 いかに孤独と付き合うべきか
下重暁子(作家)/孤高の俳人 尾崎放哉と山頭火
岸惠子(女優・作家)/“孤独”を取り込み、自由に生きる
田中慎弥(作家)/引きこもり作家のリアル
高村友也(作家)/「意識の孤独」の手綱を引いて生きる
Lesson3 孤独の深層にせまる
林望(作家)/隠遁者の孤独
荒木飛呂彦(漫画家)/孤独のゾンビ映画論
石戸諭(ノンフィクションライター)/ジョン・ル・カレが描くスパイの孤独
吉川浩満(文筆家・編集者)/サピエンス--孤独な種の恍惚と不安
角幡唯介(作家・探検家)/単独行がもたらす究極の孤絶
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