バングラデシュの飲料水問題と開発援助

バングラデシュの飲料水問題と開発援助

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出版社
英明企画編集
著者名
山田翔太
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2023年3月
判型
A5
ISBN
9784909151407

長年にわたる国際的な取り組みにもかかわらず、安全・安価かつ普遍的で平等な飲料水供給はなぜ達成されないのか──。



常襲するサイクロンや塩害の影響を受け、深刻な飲料水問題を抱えるバングラデシュ南西沿岸部の農村においてフィールドワークを行い、NGOによる飲料水に関する開発援助の実施状況と、水資源に対する村民と援助機関との認識の齟齬等について検証・考察。

開発援助の効果を持続して安全・安価かつ普遍的で平等な飲料水供給を達成するうえでの“地域の視点”の重要性を明らかにし、地域研究の視点と知見がもたらす可能性を示す一冊。





◆目次





まえがき──開発援助をめぐる問い





■第1章 国際的な飲料水供給とバングラデシュの現状──本書の背景と目的



●第1節 普遍的な飲料水供給をめぐる実践の歴史と限界



●第2節 バングラデシュの飲料水問題とその対策における課題



●第3節 本書の目的と構成





■第2章 調査地の概況、調査方法、考察の対象とする飲料水源と給水施設──非砒素汚染地域の塩害村落であるJ村を事例に



●第1節 調査地であるシャムナゴール郡J村の概況



●第2節 調査方法



●第3節 考察の対象とする飲料水源と給水施設──雨水、池、PSF





■第3章 シャムナゴール郡におけるNGOの活動と飲料水に関する開発援助の実施状況



●第1節 バングラデシュの開発援助における主要なアクターとしてのNGO



●第2節 シャムナゴール郡におけるNGOの活動内容と意思決定方法



●第3節 シャムナゴール郡におけるNGOによる飲料水に関する開発援助の実施内容と課題



●第4節 飲料水供給に関する専門性のないNGOの乱参入





■第4章 地域特性への無配慮と水資源に対する認識の相違がもたらした給水施設の放棄という開発援助の失敗



●第1節 バングラデシュ南西沿岸部における主要な給水施設としてのPSF



●第2節 J村において飲料水源として利用されていた池の特性



●第3節 J村におけるPSFの放棄と維持管理


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