社会情勢の変化により、
高年齢となってからも就労する労働者は着実に増加している。
その一方で、急激に増加しているのが高年齢労働者による労働災害であり
中でも転倒・転落による事故が占める割合は大きい。
特に、小売業や社会福祉施設といった従来、労働災害の比較的少なかった分野で
労災件数の上昇がみられるところが、現在の特徴となっている。
本書はそうした現状を分析し、転倒・転落事故をどのように予防すべきかを解説した書籍である。
整形外科医、産業医、理学療法士といった医療従事者をはじめ、
労働災害研究者、社会保険労務士、弁護士など
当分野に関連した多くの職種が転倒労災予防に向け数々の知見・対策を紹介してくれている。
・高年齢労働者を雇用している企業の人事労務担当者
・医師、看護師、介護職など労働災害受傷者に対応する医療従事者
・労働行政、安全行政に関わる自治体・機関の方々
上記をはじめ、高年齢労働者により安全・より快適に働いてもらうために
努めておられる方々にとって、有益な1冊となるはずである。
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