人文知のカレイドスコープ

富山大学人文学部叢書

人文知のカレイドスコープ

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
桂書房
著者名
富山大学人文学部
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2023年3月
判型
A5
ISBN
9784866271309

朝鮮語の處格と属格は形態が異なるとされるが、属格がしばしば[e]と実現する場合があり、處格と属格の区別がつかなくなる。このような現象が生じるようになった背景について探る(上保論文)。日本語の書き文字における文章ジャンルの差に注目し、言語形式の運用について考察し、日本研究におけるジャンルへの着目がもたらす可能性と今後の課題について述べる(川島論文)。北衙と蕃将のありさまをおいかけることで、唐の帝国的支配の構造と崩壊の理由を明らかにし、唐を揺るがした安史の乱の原因について考察する(林論文)。日本思想の軸のひとつに「生成」という概念がある。貝原益軒の思想を紹介することで、日本思想の特質の一端を明らかにする(田畑論文)。韓国のクレイアニメや脱北者の手記などのテクスト化された脱北者の語りから、語られることと語られないことを考察(和田論文)。漢詩人岡崎藍田がみた中国を、藍田の漢文による旅行記『燕鴻越鳥縦游日誌』と漢詩集『燕鴻越鳥詩艸』より読み解く(大野論文)。遺跡から出土する古代の絵馬研究の実際と、明らかにされてきた初期の絵馬の姿について述べる(次山論文)。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top