ほんとうのエコシステムってなに?

テーマで探究 世界の食・農林漁業・環境

ほんとうのエコシステムってなに?

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出版社
農山漁村文化協会
著者名
二平章 , 佐藤宣子
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2023年4月
判型
B5
ISBN
9784540221156

森里川海のつながりに支えられ、そして支えているのが漁業と林業。漁業のパートでは、回転寿司の魚はどこから来るの?といった親しみやすい話題から、なぜ日本の海は魚が豊かなの?という誰でも抱く疑問、資源管理のさまざまな仕組み、さらには海洋プラスチックごみの問題といった喫緊のテーマなどを取り上げる。また林業のパートでは、世界の森とわたしたちの暮らしの関係、木材だけでない森林からの恵み、防災とのつながり、森の豊かさと生物多様性の関係などに注目。いま求められる、持続的な森づくりとはどのようなものなのか。

問いを持ち続け、より深く考え続けるために
食と農に関する既存概念を覆し、「クリティカル・シンキング」(論理的思考)のための基礎づくりに
◎キークエスチョンで、食べることや農林漁業に関する「当たり前」を、もう一度問い直す
◎サステナブルな社会の実現につながるアイデアを、第一線で活躍する研究者などがデータも交えて丁寧に解説
◎探求に役立つ関連キーワードや、もっと学ぶたまの参考文献・資料で、より深い学びに役立てる

●はじめに――森と森林に恵まれた国の未来に向けて
●食卓と流通
魚食と健康/出前授業 魚には骨がある/魚と食育/海から食卓へ変わる水産物の流通/水産物と国際関係/日本人とウナギ食
●資源問題
日本の海は水産資源の宝庫/魚の資源変動/水産資源の持続的利用と漁業管理/海の漁場利用のルール/漁民の共同の力で守るキンメ資源
●内水面漁業
世界と日本における川や湖の漁業/遺伝的特性を守りながら天然アユを増やす
●つくり・育てる漁業
日本の養殖漁業/増えるサーモン養殖/地球を守る海藻養殖
●環境と生物多様性
サケを食べながら守り続ける/ウナギをとおして社会のあり方を見直す/深刻な海洋プラスチックごみ問題/海洋プラスチックごみを追いかける
●多面的機能
漁民が守る海の環境・国境・人のいのち
●漁業の未来
SDGsと持続可能な漁業
●世界の林業と日本の暮らし
暮らしを支える林業/木材の自給と輸入/世界で森林が減っているのはどこか/木材だけではない森林からの恵み/バイオエネルギーと林業/新興する薪ビジネス
●日本の森のあり方
天然林と人工林/森林の放射能問題/災害と森林との関係/シカ食害がもたらす災害/海岸林の役割/川沿いの樹林帯は何のため?/森・里・海をつなぐ/さまざまな役割を果たす森林と木材生産
●持続的な森づくりと林業経営
林業の歴史/林業経営と森林政策/森林環境税による森づくりへの参加/森林認証制度と持続可能な林業/災害の多い日本で求められる林業/林業と他の仕事を組み合わせる/自伐型林業の可能性/里山保全に向けて/今、林業の仕事に若者の熱視線!
●おわりに――海と森をつなげて考える

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