本書は,特に若手の循環器内科医が理解すべき6つの循環器疾患(①心不全,②心筋症,③不整脈,④先天性心疾患・肺動脈疾患,⑤弁膜症,⑥虚血性心疾患)を解説したコンプリートシリーズの7冊目である.「血管疾患」の診療に必須の知識を網羅するとともに,全ての掲載項目に対して腎臓内科専門医,脳卒中専門医からのアドバイスを掲載.「血管疾患」という切り口でまとめた類書はなく,循環器内科医に加え,心臓血管外科医ほか,血管疾患に関わる医師必携の一冊である.
1-1 血管疾患を診るために必要な動脈・静脈系の解剖・生理
1-2 動脈の変異,破格および側副血行路について
2 血管疾患を疑う症状・身体所見の見方:診察室に入ってきた患者をどのように診て所見をとるか
3 血管疾患を診るための生理検査
4 血管疾患を診るための放射線検査
5 血管疾患の遺伝的素因・原因と遺伝子診断の実際
6-1 腹部大動脈瘤
6-2 腹部大動脈瘤
7-1 急性大動脈症候群
7-2 胸部大動脈瘤
8 急性動脈閉塞
9 閉塞性動脈硬化症
10 末梢動脈瘤(内臓動脈瘤を中心に)
11-1 血管炎① 高安動脈炎,Buerger病
11-2 血管炎② Behcet 病
11-3 血管炎③(高安病とTAO以外)
12 頸動脈狭窄
13-1 動静脈奇形(AVM)①
13-2 動静脈奇形(AVM)②
14 下肢静脈瘤
15 血栓症(肺血栓塞栓症,深部静脈血栓)
16 Raynaud 現象と表在性血栓性静脈
17-1 悪性腫瘍と血管疾患
17-2 悪性腫瘍と血管疾患(外科手術・再建)
18 COVID-19 と血管疾患・血栓
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