1955年の結党時から今日まで、自由民主党は優越的な政権党として存続している。世界に類のないこの長期政権の基盤は、いかにして確立したのか。本書は、主に1955年の自民党結成から六〇年安保改定後の池田勇人内閣期までの期間を対象にして、戦後体制の確立という主題のもと、自民党政権の動態を考察した論文集である。一次資料の丹念な調査に裏付けられた実証的な歴史研究であり、それぞれの問題意識にもとづいて現代における政治の諸課題へも迫る。
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