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1996年からスタートした、私立・大東学園の包括的性教育の授業実践「性と生」。
様々な教科を担当する70名近くの教員がかかわり、学校全体で包括的性教育の実践を位置付け、実践されてきた。
「性と生」を長年リードしてきた著者・水野哲夫氏が、同校の管理職、「性と生」の授業を担当した教員、そして授業を受けた生徒たちにインタビューを行い、執筆。
学校全体を巻き込み形作られてきた性教育実践「性と生」の様相を、多角的に切り出し立体的に浮かび上がらせていく。
【性教育研究者 村瀬幸浩氏 推薦!】
(推薦文より引用)
大東学園高校が主催する公開研究会に招かれて何度かお邪魔したが、いつも印象深いのは「先生たちが明るい」ことであった。
生徒たちと力を合わせて居心地のよい学校を作ろうとされている意思というか希望がよく伝わってくるのである。そのとりくみの核をなしてきたのが性の総合学習であったことはよく知られている。
ハラハラドキドキの学校づくりが今や大きな輝きを放ちつつある。
(本書「はじめに」より抜粋)
本書は、ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を基盤とする包括的性教育を年間20数時間、性教育先進国スウェーデンと同程度に実践している私立大東学園高校の記録である。
同校では、高校1年の必修総合学習(総合的な探究の時間)「性と生」として、特定の個人ではなく、様々な教科の教員がチームを作って授業づくりを進めてきた。しかも、1996年のスタートから26年以上にわたる実践が続いている。
日本ではまれな集団的な包括的性教育実践はどのように誕生したのか。なぜ続けてこられたのか。
時々のエピソードと関係者へのインタビューによって、それらを浮き彫りにしていこうと思う。
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