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本書は第一線で活躍する著者がグラフェンの物理学を理論的側面から著した教科書である.グラフェンはDirac粒子,Berry位相,エッジ状態,バンドトポロジーといった現代の物性物理に頻出する概念と密接に関わるが,本書ではそういった新しい内容の基本的な部分も習得できるよう意図して執筆された.グラフェンの理解はもちろんのこと,グラフェンを通して古典的な物性物理と最新の物性物理の橋渡しとなる好著である.
目 次:
第1章 グラフェンの発見
1.1 グラフェンとは
1.2 グラフェンから2次元物質へ
第2章 グラフェンの電子構造とDirac模型
2.1 固体物理の基礎知識
2.2 グラフェンの電子を記述する方程式
2.3 グラフェンにおける乱れの効果
2.4 グラフェン電子のポテンシャル散乱
第3章 グラフェンの電気伝導と光学応答
3.1 電気伝導の理論
3.2 グラフェンの電気伝導
3.3 グラフェンの光学応答
第4章 磁場中のグラフェン
4.1 磁場中の電子の半古典運動論
4.2 Landau準位
4.3 量子Hall効果
4.4 軌道反磁性
第5章 Berry位相
5.1 Berry位相とは
5.2 Bloch電子系におけるBerry位相
5.3 グラフェンにおけるBerry位相
第6章 グラフェンナノリボンとエッジ状態
6.1 グラフェンナノリボンとバンド構造
6.2 ジグザグ端におけるエッジ状態
6.3 エッジ状態のトポロジカルな起源
第7章 質量のあるDirac模型
7.1 AB非対称模型
7.2 Haldane模型
7.3 Kane-Mele模型
7.4 トポロジカル絶縁体とエッジ状態
第8章 2層グラフェンとグラファイト
8.1 AB 2層グラフェン
8.2 グラフェンからグラファイトへ
第9章 モアレ2次元物質
9.1 ねじれ2層グラフェン
9.2 グラフェン/hBN系
9.3 モアレ連続体模型の導出
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