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阪神淡路大震災は被災者として、地下鉄サリン事件は現場ナースとして救護にあたり、東北大震災ではレスキューナースとして現地に赴く。多くの災害に対してきた医療職であり、また防災の重要性を伝える第一人者として活動する著者が、護りたい人がいるあなたへ送るメッセージ。高齢化社会と介護に携わる人々、そして我が国ではもはやそこにある危険と言える地震と台風。この身近でリスクの大きい災害に対して、護る立場で何ができるかを紐解く。
目次
【第0章 護りたい人がいるあなたへ】
大切な人を護るためには、まずは自分の足元を見てみよう
そもそも、防災って何のためにするの?
滑り止めシート1枚からでいい。ともかく動こう!
護りたい人がいるあなたこそ、〝ええ感じの人〟であれ!
普段からやっておけば、いざというときに自分も大切な人も護れる
災害は怖い。でも、防災はおもろい
NAO’S COMMENT 「助けて」を発信しよう。〝恩送り〟をし合おう
【第1章 家族を護る自宅の防災】
備えのないまま被災すると、家はこうなる
被災生活を乗り切るためのわが家の〝備え〟を確認する
被介護者を置いてけぼりにしない。対策は家族みんなで
使い回しやすいものを最大限活用する
まずは1か所、滑り止めシート1枚から!
ちょうどよい量を考えてストックする
▼ツジナオ流 備蓄品をチェック
いざというときの連絡先リストをつくっておく
自宅避難? 外へ避難? 判断基準を持っておく
ライフラインが止まったら電源と水を優先して確保
普通の日も食べたくなる防災メシで、心を豊かに
衛生管理は感染症対策の要。清潔を保つ工夫を
避難所は、事前に3か所以上チェックする
いつ、どこへ、どう逃げるか、前もって決めておく
防災リュックは、中身を普段使いするのが◎
▼ツジナオ流 防災リュックをチェック
避難生活を乗り切るレジリエンスの高め方
NAO’S COMMENT 今時の防災情報はスマホで管理! おすすめ防災アプリ3選
【第2章 利用者を護る施設の防災】
施設と利用者、そして自分を護るために必要なこと
ADLの低い人から順次避難できるよう備える
誰が行くのかを明確に。近隣の人たちの協力も必要
被災時にどう連絡をとり合うかを決めておく
被害を具体的にイメージし、防災グッズや備蓄を用意する
できるところから防災仕様に変えていく
防災訓練では、ものを実際に使ってみる
《やってみよう1》レクリエーションに取り入れる
《やってみよう2》職員の間で練習してみよう
避難訓練は、なるべく具体的な状況を想定する
巻末付録●いざというときに慌てないために状況確認チェックシートを備えよう
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