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本場ドイツで勉強後、19世紀末から20世紀のドイツ歌曲の演奏と紹介を軸に継続的な活動を続け、指導者としても第一線で活躍する「長島剛子・梅本実リートデュオ」監修によるドイツ歌曲の作品集。新ウィーン楽派を代表する3人(シェーンベルク/ヴェーベルン/ベルク)は歌曲作品を多く発表しているが、一般に流通する楽譜が外国版しかなく、演奏が難しかった。3人の多岐に渡る歌曲作品より抜粋し、51曲収録している。ロマン派音楽が中心となっている日本のドイツ歌曲の世界に新しい選択肢を与える画期的な楽譜集で、リサイタルやコンサートの演目として大変重宝する。監修者二人による各曲の日本語訳と解説文章を掲載し、新ウィーン楽派のドイツ歌曲作品に取り組んだことがない人にも優しく、この時代の歌曲作品を知るための資料としても貴重。声楽愛好家から音大生、プロまでドイツリートを愛する多くの方に手に取っていただきたい。
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