昭和文学研究 第86集

特集:「内向の世代」と一九七〇年代の文学

昭和文学研究

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出版社
昭和文学会
著者名
昭和文学会編集委員会
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2023年3月
判型
A5
ISBN
9784305003867

昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。



昭和文学研究第86集目次



特集 「内向の世代」と一九七〇年代の文学

夫婦という関係、夫婦とは別の関係

  ─河野多恵子『草いきれ』『回転扉』論 ・・・・・ 中村ともえ ( 2 )

団地が墓場に変わるとき─後藤明生と生政治 ・・・・・・・ 三林 優樹 (16)

生と死の境い目を弛ませる「祭祀」─古井由吉『行隠れ』論 石川  巧 (31)

身体と衣装─季刊同人誌『文体』(一九七七~一九八〇)から考える「文体」

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 竹永 知弘 (46)

〈内向の世代〉のなかの三枝和子─敗戦三部作をめぐって ・・ 高山 京子 (62)

自由論文

立原道造にみるモダニズム─抒情性と人工性の接点で ・・・ 須田 慎吾 (77)

三好達治の四行詩における〈写生〉と〈風景〉─「主客両観」論を手がかりに

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 武久 真士 (92)

えらくなりたい兵士たち─小島信夫「星」論 ・・・・・・・ 泉  渓春 (107)

中上健次「十九歳の地図」論─生活・声・女の性器 ・・・・ 亀有  碧 (122)

安岡章太郎『流離譚』の歴史記述

  ─〈私〉たちに生きられた過去 ・・・・・・・・・・・・ 成田 朱凜 (137)

食い破られた「日常」を生きのびる沖縄の「少年」

  ─目取真俊「魚群記」における〈抵抗〉論を再考する ・・ 黒沢 祐人 (152)

研究動向

内田百閒………………………… 山田桃子 (167)   吉屋信子………………………… 木下響子 (171)

太宰治…………………………… 野口尚志 (175)   石原吉郎………………………… 田口麻奈 (179)

角田光代……………………… 溝部優実子 (183)   私小説研究…………………… 梅澤亜由美 (187)

研究展望

住井すゑと『橋のない川』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 後藤田 和 (191)

『左川ちか全集』を編纂して―開かれたテキストへ ・・・・・・・・・・・・・ 島田  龍 (195)

表現者としての土本典昭 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 遠藤 邦夫 (199)

渉猟された本の行方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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