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今よみがえる鳥羽の秀学
人間を追い求め、学問を突き詰め、伊勢志摩を愛した政治学者の軌跡
中村菊男は民主社会主義を唱えているが、既存の社会主義のイメージはまったくない。
日本でよくみかける感情的議論や党派的主張とは無縁である。小泉信三に代表される慶應の自由主義の伝統を意識し、自由の抽象的論議でなく、時事問題について、学問的知見に拠って現実主義的見解を次々に表明していた。
本書を著すきっかけは、そうした実践的学者の中村が中道左派の(保守的)ねじれを解明する鍵となると考えたからだ。
中村菊男の活動は、民主社会主義の名のもとに保守を含む多様な議論を受け入れることにつながった。本書では、中村菊男という人物を通して、中道左派の現実主義的知識人の活動を解明していきたい。
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